闇001.もはや僕は人間じゃない – 爪切男

新しいカテゴリを立ち上げようとした途端、
人生に何回かある「真理を叩きつけられる本」との出会いがあったので、
最初の記事にすることにしました。良ければ。

Twitterが好きです。
多分自他共に認める「ツイ廃」と呼ばれる種族に属すると思われます。
Twitterの好きなところって、マジでガチで色んな考えの人間がいるってことを、
本当にまざまざと「見せつけられる」ところ。

心臓疾患の幼い娘を抱える母のアカウントや、
裏社会にやたらと詳しいインテリギャンブラーのアカウントや、
Twitterのアカウントを凍結されてTwitter社の前を箒で掃き掃除をするロックンローラーのアカウントや、
自分の自信のなさを自虐的に表現しつつも絶望の淵に生きるOLのアカウント…

この様々な有象無象を凝縮した世界。
そのアカウントの一つ一つのかけらを集めてできているのが今の自分なのかもしれないと、そんな事を思いつつ、時に感情に揺さぶられ、時に虚無感に襲われる日々をTwitterと共に過ごしています。

そんなTwitterの中で今一番個人的にHOTなTOPIC(この表現って最高にダサくてカッコいい)が、「フェミニズム論考」です。

本来のフェミニズムは学問として女性の抑圧された性や立場を昇華すべく研究されるアカデミズムだと理解しているのですが、やはりここはTwitter。
このアカデミズムをはるかに超越したトンデモ理論を振りかざすアカウントや、
それを断じて許さない徹底抗戦アカウント、そしてそれを遠巻きに眺めつつもガソリンを投入し続けるアカウントと、もはやカオスの様相を呈しています。

このTwitter上全てのフェミニズム論考が、自分には最高にシビれるエンタメと化しています。これだからTwitterはやめらない!と思いつつも、自分はもはや娘の父親。
様々なアカウントの主義主張を見て、学んで、考えてみようと、思えば思うほど、答えは出ず。もう正も誤もほったらかして思考停止したまま生きていけばいいやと、
なんとなくぼんやりした思考でいたところで、この本と出会いました。

「もはや僕は人間じゃない」爪切男


もはや僕は人間じゃない

読んだ時に「あ、人生変わるかも…」と思うほど衝撃を受ける本と出会う事が、人生の中で何回かあって、その衝撃が多いと嬉しいなと思いながら生きているんですが、この本が今回まさにそれでした。

人生に打ちひしがれた主人公とオカマとお寺の住職との物語。
文章は爆笑で、たまにちょっぴり泣けて。
購入して読んだバスの中。後半のクライマックスで、
ああ、ダメダメ、泣く!泣く!今、バス!泣く!と思いながら、ページを読み進めていきます。絶対にこの後とんでもなく泣けるクライマックスが用意されているんだろうなと、泣く準備を、完全に、空かされました。
しかしページをめくる手は、字を追う目は、一切止まりません。
泣くはずだった目は空かされた脳のバグでまぶたが一瞬痙攣をしたのを覚えています。
想像をはるかに越える展開と、一気に読み終えた後の爽快感たるや。

人生がまた変わりました。

さて、この本とTwitterにおけるフェミニズム論考がどうつながるか。
Twitter上での様々なやり取りを眺めているうちに浮かんだぼんやりとしたこたえ。
そう、それで良かったんです。
やっぱりこたえは、「男女」ではなく「個人」で物事を見るべきだな、と、ぼんやりと考えていた輪郭がクッキリと確信に変わりました。

やっぱり、男とか、女とか、そういうことじゃねーわ。

父親になって今、娘には女らしくではなく、娘らしく生きてもらおうと、そう確信させてくれる1冊でありました。
でも、それを娘に押し付けるのではなく、主人公やオカマやお寺の住職がそうだったように、少なくとも、自分は、そう生きていこうと、そう思ったのでした。


もはや僕は人間じゃない

ああ、今日もかわいくない!

mv
author :

まいにちかわいい。

まいにちかわいい。というこのブログサイトは、娘ちゃんに向かって本当に毎日何かにつけてかわいい!と言っているパパちゃんの育児日記です。
ちいさいほうともっとちいさいほうのささやかな日々をのぞいてみてください!
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